レジュメや職務経歴書のレビュー、スキルにあった求人案件の紹介と相手先企業との様々な交渉をしてくれる。
頼りになる転職エージェントですが、状況によっては利用した際のデメリットもあります。
本記事では、転職エージェントを利用するデメリットと、自分自身で転職活動をするための方法について紹介します。
転職エージェントを利用するデメリット
まず、転職エージェント(転職コンサルタント、ヘッドハンター)経由の転職のデメリットを考えてみましょう。
転職エージェントのデメリットは、以下の3つでしょう。
- 転職先がエージェントの提携先、担当先に限定される
- 質の低いエージェントに当たってしまう事がある
- 相手のペースに振り回される事がある
転職先がエージェントの提携先、担当先企業に限定される
転職エージェントは、顧客企業の人事のリクルーターの依頼で候補者を探しています。
ですので、彼らが提案してくる求人案件は、顧客企業からのものに限定されています。
それ以外の企業に転職をしたい場合、エージェントに新たにその企業に打診してもらうことになります。
ですが、先方がエージェント経由での採用をしていない、あるいはそのエージェント企業との取引を希望しない場合は、先に進めることができません。
質の低いエージェントに当たってしまう事がある
転職のプロなはずの転職エージェントですが、人間ですので仕事のできないエージェントも存在します。
その業種には精通している筈なのに、ピントの外れた話をしてくる。
こちらの希望を伝えているのに、まったく違う求人案件しか提案してこない。
面接に行ってみたら、事前にエージェントに話していた希望条件などがまったく伝わっていない。
自分で直接やった方がうまく行っていたかも、、と後悔するケースもあったりします。
相手のペースに振り回される事がある
転職エージェントは、採用された場合の顧客企業から支払われるコミッションで動いているケースが殆どです。
そして、彼らはバリバリの営業気質ですから、言葉巧みにうまく候補者を誘導してきます。
こちらと意見と方向性があっていれば、別に問題はないのですが、時として
彼らの一押し案件に応募させようとごり押ししてきたり。
転職の予定を半年先と伝えてあるのに、すぐ転職するようにしつこく説得してきたり。
するような事もあります。
上記のような問題を避け、転職エージェントに依存しないで転職活動を進めたい場合は、志望する企業の求人ページか、転職サイトを利用することになります。
自分自身で外資系転職活動をするには
応募書類を準備する
職務経歴書、英語のレジュメ、カバーレターなど、初めて作る方は時間が結構かかります。
応募する自分の職種を考えながら、自分のスキルの棚卸し方々、応募書類は早いうちから準備をしておくべきです。
下記、リクルートエージェントのページですが、丁寧に解説されているのでとても参考になります。ブックマークお勧めです。
転職エージェント経由だと、こちらのスキルや人柄などをうまく先方企業に売り込んでくれるのですが、自分でやる場合は応募書類が全てです。
時間をかけて、丁寧にわかりやすく作るようにしてください。
志望する企業のサイト、求人ページをチェック、直接応募
外資系企業、特に創設者がまだ現役でマネジメントにいるような会社では、他の企業とは異なる独特な企業カルチャー(クセ)を持っています。
例えばA社では『建設的な論争歓迎』でB社では『結論は常に合議制で』だとかなり会社の雰囲気と、そこに合う人のタイプは違いますよね。
性格的に合わない会社に入ってしまって苦労するのは自分ですから、事前にその企業の社風につき、企業サイトなどで十分下調べをしておく事をおすすめします。
外資系企業の求人ページには、たくさんの求人要項が投稿され、日々更新されています。
ぜひ毎日確認して、新しく掲載された募集要項を一つ一つ読んでみてください。
その企業の特性や、求める人材像など、様々な事が学習できます。
これは、と思う求人案件が出てきたら、サイトから直接申し込みます。
職務経歴書などは事前に、応募要項に書かれた内容に寄せておくと印象が良くなり、おすすめです。
スカウト型転職サイトを活用
外資系企業に強いスカウト型転職サイトは、ビズリーチが最大手で、外資系、グローバル系の求人が多数掲載されています。
企業の求人サイトをバラバラに見るよりも、ビズリーチ1か所だけを集中して効率よく最新の求人がチェックできるのが、大きな強みです。
TVコマーシャルでかなり有名なので、すでに登録している方も多いようですね。
3分程度で簡単に登録完了すれば、すぐに多数の求人案件を検索、閲覧できるようになります。
ビズリーチのようなスカウト型転職サイトには、外資系企業や複数の人材紹介会社から求人案件が投稿されています。
スカウト型転職サイトに利用登録をすると、掲載された多数の求人情報にアクセスできるようになります。
多数の幅広い企業が登録されていますので、企業の求人ページを一つずつ見ていくのに対し、業界の求人情報の全体像がわかりますので、こちらも随時チェックされることをお勧めします。
投稿されている求人の中で、会社名が伏せられているものがいくつもあるでしょう。
これらは人材紹介会社扱いの求人案件で、情報が洩れて直接企業に応募されたり、競合他社に行ってしまわないように、候補者と話すまで社名を伏せている事が多いです。
転職サイトを利用していると、人材紹介会社に所属する転職エージェントから、具体的な求人案件について詳細を話しませんか、という『スカウトメール』が来ることがあります。
『スカウト』という名前は誤解しやすいのですが、別にプロ野球のスカウトのように、あなたを入社させる前提で口説きに来ているわけではないです。
よさそうな経歴の人がいるので、声をかけてみた、ぐらいの気持ちで考えてください。
もし自分が希望する企業の求人だったら話してみるもよし、断っても全く問題ありません。
スカウトメールは、企業の人事リクルーターから直接来ることもあります。
そのリクルーターが自分が目指す業界の企業だったりするとめちゃラッキーです。
登録した職務経歴が、先方の探している人材に近いと、こういう事も結構あります。
スカウトメールが不要であれば、自分のプロフィールを非公開に設定すればOK。
そうすれば単純に求人案件を検索する事に集中できます。
転職サイトに加えて、ビジネスSNSのLinkedInは、スカウト型転職サイトとしても非常に優秀です。
LinkedInの求人ページには、企業から直接の求人情報が多数掲載されています。
LinkedInではユーザー同士がカジュアルに対話できる雰囲気づくりがされており、掲載元の人事リクルーターに直接質問したりすることも可能です。
外資系企業を目指す方には、ぜひ登録をお勧めします。
自分で転職活動の準備をするにあたっては、下記の記事に参考になる情報がありますので、合わせてご覧ください。
当サイトでは、IT系大手企業の求人案件を毎日チェック、初外資転職におすすめのものがあったら、Twitterでお知らせしています。
毎週の求人案件をまとめて、毎週金曜日に投稿しています。
バックナンバーはこちらにまとまっています。
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