外資系企業の面接は必ずここを見る【面接前に読みたい】

転職テクニック


外資系企業では、面接での評価は非常に重視されます。
面接数日前、hiring manager*は候補者の職務経歴書やレジュメなどを、人事のリクルーターから受け取ります。
hiring managerがこれらの書類を参考にして、どのように面接を進めていくかその裏側をリアルにご紹介します。

※外資系では採用担当者は上司になるマネージャーで、hiring manager(ハイアリング・マネージャー)と呼ばれます。

面接前に応募書類のここを見る


外資系企業の求人では、人事権を持つhiring manager自身が募集要項の文面を書くのが鉄則になっています。
hiring managerは募集要項に書いたスキルを持った人物かどうか、職務経歴書や英文レジュメを見てチェックします。
英語での仕事に慣れたhiring managerであれば、日本人であっても英文レジュメの方から目を通すことが多いので、日英両方出す場合は、どちらも丁寧に書くようにしてください。

hiring managerのチェックのポイントですが、候補者の職歴が書いてある中から、自分の欲しいスキルがあるかどうかを最初に見ます。

自分が欲しいスキルに関連した記述があれば、そこをマークします。
面接の時に掘り下げて質問したり、候補者本人に実例を説明するように指示するためです。

他に、経歴の中で興味があったり、疑問があったものもマークします。

書類を全部確認し終わって、自分の期待しているスキルや経験が見つからなかった場合、突っ込んで質問するためにメモを取っておきます。

英語の能力が必要な職種の場合、外資系やグローバルビジネスの経験が記載されていれば、そこもマーク。
もしなければ、TOEICの点数や英文レジュメの英語の質をチェックしておきます。
英語の面接が必要になるので、可能であれば同僚/上司の外国人に依頼します。

面接当日は最初にここを見る


面接当日です。

まず、候補者が入室前にドアを3回ノックしたか良く確認します。

 

冗談です 😀

外資系の面接では余程非常識な事をしない限り、ややこしいマナーっぽいところは気にしません。

その会社のドレスコードがカジュアルの場合、候補者の服装に関しては気にしません。
カッコよく見えるので個人的にはビジネスカジュアル以上をお勧めしますが。
あ、あと営業職の場合はスーツで行きましょう。

面接が始まると、すぐに具体的な質問が始まるタイプのhiring managerは職務経歴書をよく読んできた人です。

殆どのhiring mangerの最初の一言は

まずは簡単にこれまでの仕事内容を聞かせていただけますか?

になります。

英語の面接の場合は

Please tell me about yourself.

です。

候補者が自分の職歴ハイライトを説明している間、それに合わせて職務経歴書に目を通します。

この質問への答え方ですが、いかに自分のキャリア・スキルが募集要項に合っているかをうまく語れるようにすると吉です。

1分間で自分のキャリア売り込みを完了するぐらい(elevator pitch)で、すらすらと話せるようにしておいてください。
ビズリーチのCMの上司の心の声を思い出してください。hiring managerがああなれば勝ちです。

候補者のスキルはこう確認する


採用側が面接時に確認したいことは、大きく分けて次の4つのポイントです。

  1. 採用したいポジションで必要なハードスキル*
     専門職種経験年数、プログラミング言語、業界経験、資格、学歴などの定量的なスキルをハードスキルと呼びます。
  2. リーダーシップ、問題解決能力などのソフトスキル
    自己および対人関係に関する定性的なスキル:『リーダーシップ』、『問題解決能力』、『交渉力』、『コミュニケーション』、『マネジメント』など。
  3. 会社のカルチャーに合う人物か
  4. 英語とインターカルチャー・コミュニケーション能力

候補者との質疑を通して、これらを確認していきます。

ハードスキルに関しては、該当するスキルに関して、候補者に説明を求めます。
気になった点に関しては突っ込んだ質問をし、対話能力や論理的な考え方ができる人かチェックします。

また、本人がどの程度職務経歴にある事項に関わっていたかも確認します。

例えば

『この製品の立ち上げに関して、最も大きな問題は何で、どう解決しましたか』

というような質問の仕方をします。
職務経歴書に仕事内容を盛りすぎると墓穴を掘りますので注意しましょう。

『リーダーシップ』、『問題解決能力』などのソフトスキルが募集要項に合った場合、hiring managerとしてはこれらもとても重要と考えています。

問題は、ソフトスキルは定量的なものでないので、職務経歴では確認できない事です。
ですので、面接ではhiring managerはソフトスキルに関連する質問を執拗に聞いて掘り下げてきます。

これまでの仕事で最も大きなリーダーシップを発揮した仕事は何ですか?

その仕事の中で、一番大きな失敗は何ですか?詳しく説明してください。

もしその時に戻れるとしたら、その失敗をどのように解決しますか?

かなりシンドイですので、事前に募集要項に書かれているソフトスキルに関して、答えを研究しておきましょう。

候補者と企業カルチャーのマッチングを確認


外資系企業は各社独特なカルチャーと行動規範を持っています。

『建設的であれば社員同士議論が紛糾してかまわない』
これはインテルの行動規範の一つですが、これに合わない人は結構いますよね。

hiring managerとしては、候補者が会社の特異なカルチャーにすばやく馴染んでフル稼働できるかは気になるポイントです。

これに対し、候補者側の言葉の端々からその会社のカルチャーや行動規範に理解があることがわかると、hiring managerとしては非常に安心感があります。
面接までには、その会社研究をできる限りしていきましょう。

面接の際にはhiring manager側から、その会社の行動規範に関連する質問をされるはずです。

具体的な例として、Amazonでは”Leadership Principles”という行動規範があり、面接ではこの中のいくつかに関して、徹底的に実例を質問されます。
全部で14個あるLeadership Principlesの一つが、Bias for Actionですが、

Bias for Action
ビジネスではスピードが重要です。
多くの意思決定や行動はやり直すこともできるため、分析や検討を過剰に行う必要はありません。
計算されたリスクをとることも大切です。

Amazonの面接では

あなたのこれまでの職歴で、Bias for Actionを発揮した仕事と、何のリスクを取ったか実例で説明してください。

のように聞かれ、何度も何度も掘り下げて質問されます。

各企業の行動規範、mission statementなどは企業のweb pageにありますので、熟読をお勧めします。

ちなみにAmazonのLeadership Principlesはこのページにあります。

英語力とクロスカルチャー・コミュニケーション*能力


*クロスカルチャー・コミュニケーション=cross-cultural communications; 異文化間コミュニケーション

ビジネスレベルの英語力(TOEIC 800以上)が必要な職種の場合、その職種に関わる外国人との面接が別途セットされ、専門的な議論が英語でできるかチェックされます。
外資系経験のない候補者の場合は、快適にビジネス議論ができるかチェックされます。
実際に同僚になる候補なので、彼らがOKしてくれれば英語力は申し分ないと判断されます。
会社のカルチャー・インテグレーションに熱心な会社(i.e. Amazon)の場合は、英語でも関連の質問がされます。

読み書きレベルの英語力が必要な職種の場合、手がすいている外国人同僚にお願いして、日常会話能力は大丈夫か確認してもらいます。

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