外資系への転職方法は、大きく分けて3つあります。
- 外資系企業の求人ページから自分で応募する
- 転職サイトに登録して提案(スカウトメール)を待つ
または、希望の案件に自分で応募する - 転職エージェントを利用する
そもそも、転職エージェントとはなんでしょうか。
わかりやすくいうと『ヘッドハンター』です。『転職コンサルタント』とも呼ばれます。
元々、ヘッドハンターは規模の小さな人材紹介会社に契約で所属し、探し出した人材が採用されると企業からのリテイナー・フィーを受け取る報酬モデルです。
今もこのモデルは継続されているのですが、近年はリクルートエージェントのような大企業も同様な事業を行っており、社員がヘッドハンターに当たる仕事を行います。
このような大手企業ではヘッドハンターに代えて、転職エージェントまたは転職コンサルタントと呼称するのが一般的になっています。
本記事では、どんな状況の時に転職エージェントを利用するべきか、4つのチェックポイントをまとめました。
1. 自分のスキルで何に応募できるかわからない
専門職の募集がほとんどの外資系企業で、自分が日本企業で学んできた事で何ができるのか、認めてもらえるか解らない方は多いでしょう。
ご自分で目指す企業の募集要項を見ても、あれが足りてる、これが足りない、と気になってどれにも応募できなくなってしまう事も。
あるいは、既に何件か直接応募していて、どれも返信がない方。
もしかして、応募している職種とご自身のスキルがマッチしていないのかもしれません。
周りに外資系勤務経験のあるの友人知人などいれば、ぜひとも相談してみて下さい。
きっと、ご自分の視点ではわからなかった事を色々とアドバイスしてくれるでしょう。
周りに相談できる外資経験者が居ない方は、転職エージェントを利用するのがお勧めです。
転職エージェントは、担当企業の求人情報、人事担当者の目に留まる職歴、スキルなどを熟知しており、あなたの資質にあった企業、職種を探し出してくれます。
あなたの職務経歴書の内容を元に、希望を聞きながら、丁寧にアドバイスと候補企業と応募職種の提案をしてくれます。
一方、彼らは沢山の不合格者も見てきています。
あなたの職務経歴をベースに、合格の可能性の高い提案をしてくれると同時に、合格の可能性の低い案件についてははっきり言ってきます。
2. 応募書類、面接、給与交渉、どう進めていいか分からない
外資系企業への応募では、特有のフォーマットの職務経歴書、英文のレジュメと、日系企業への転職とは勝手が違います。
また、面接も極めて実戦的な内容で厳しい目で診断されます。
年功序列ではありませんから、希望の年収もこちらから提案を出し、交渉をする必要もあります。
当サイトには関連の情報を色々とまとめてありますので、ぜひ参考にして下さい。
また、外資系企業への転職にあたり、参考になる書籍も読んでみることをお勧めします。
最新の書籍では↓のやっぱり外資系! がいい人の必勝転職AtoZが総合的に書かれておりお勧めです。
ご自分で一通り調べてみて、自分だけで進めるのに不安がまだある方は、転職エージェントを使う事をお勧めします。
彼らは担当の外資系企業に沢山の候補者を送り込んでいる外資系転職のプロです。
職務経歴書やレジュメの添削なども頼りになります。
給与の交渉に関しては、採用時の彼らのインセンティブ(採用者の年俸の数十%を相手先企業が支払う)に関わってきますので、希望を言ったらあとはお任せモードでOK.
採用の際にはきっと満足の行くオファーが提示されるでしょう。
3. 自分に合う求人が見つからない
アップル、グーグル、アクセンチュア、、誰でも名前が出てくるような大手の企業を目指すのであれば、その企業の求人ページへ行って探せば良いでしょう。
ただし、大手の企業は競争も激しく、結果として募集要項の内容もかなりハードルが高いものが多くなっています。
日本には3,000を超える外資系企業がありますから、調べていけばきっと自分の職歴と希望にマッチした外資系が見つかります。
外資系企業に強い転職サイトは、ビズリーチが最大手で、外資系、グローバル系の求人が多数掲載されています。
企業の求人サイトをバラバラに見るよりも、ビズリーチ1か所だけを集中して効率よく最新の求人がチェックできるのが、大きな強みです。
TVコマーシャルでかなり有名なので、すでに登録している方も多いようですね。
3分程度で簡単に登録完了すれば、すぐに多数の求人案件を検索、閲覧できるようになります。
ビズリーチなどの転職サイトの求人案件は、企業の人事担当者と転職エージェントの両方から登録されています。
ですので、転職エージェント経由の案件に申し込むと、自動的に担当エージェントがついて丁寧にサポートをしてくれます。
4. とにかくスグに転職したい
むしろ、今の会社をとにかくスグに辞めたい!!!
でも次を決めてからでないと辞められない。
その気持ち、凄くわかります。
私も何回も経験しているので。
往々にして転職エージェントを利用する転職では、決まるまでの期間が短い事が多いです。
彼らの多くは企業の人事担当者と直接のパイプを持っており、これと決めた候補者を面接に持ち込むのがとても上手です。
また、企業側が採用を急いでいるような案件を持っていたりもします。
加えて、彼らは外部に公開されていない『非公開求人案件』をいくつも持っています。
焦りすぎるのは注意ですが、『転職を急ぎたい』とエージェントに伝えれば、ベストの案を検討、提案してくれますよ。
外資系企業への転職に強い転職エージェントを擁する人材企業はリクルートエージェント、JACリクルートメント、ランスタッドの3社です。
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転職エージェントのサポートは全て無料です。
企業側が採用決定時に支払うビジネスモデルになっています。
ぜひ一度転職エージェントからキャリアアドバイスを受けてください。
外資系転職未経験の方にとっては、転職エージェントからかなり学ぶポイントがありますよ。
まとめ
- 自分のスキルで何に応募できるかわからない
- 応募書類、面接、給与交渉、どう進めていいか分からない
- 自分に合う求人が見つからない
- とにかくスグに転職したい
初めての外資系転職をされる方は、わからない事や不安な事が多いでしょう。
そんな時に相談相手になってくれ、プロフェッショナルな転職サポートをしてくれるのが転職エージェントです。
転職エージェントはレジュメや職務経歴書の書き方をアドバイスしてくれたり、相手先企業の内情を教えてくれたり、きめ細かいサポートをしてくれ、かなり高い確率で希望企業との面接までもちこんでくれます。
外資系企業への転職に強い転職エージェントを擁する人材企業はJACリクルートメント、ランスタッド、リクルートエージェントの3社です。
ランスタッド公式サイト: https://www.randstad.co.jp/
リクルートエージェント公式サイト: https://www.r-agent.com/
気に入ったところがあれば、ぜひ登録して一度転職エージェントと話をしてみましょう。
あと、転職エージェントの利用料は完全に無料です。
彼らは成功報酬を企業側から貰うモデルになっています。
ちなみに、私は転職活動の際は複数の転職エージェントに登録するようにしています。
そうするとバックアップにもなるし、別で進んでいる案件の話をして、もう一方のエージェントに巻きを入れたりできるからです。
まだすぐに転職する予定のない方は、ビズリーチなどのスカウト型転職サイトに登録して、定期的な求人状況のチェックをお勧めします。
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