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今すぐ始めるリストラ・早期退職対策【転職未経験者は必見】

転職テクニック
“上場企業の早期退職募集、前年の3倍に 最多は富士通の約3000人”
(キャリコネニュース)
“「30代前半でも早期退職を求められる」壮絶な日本企業の現場で起きていること”
(文春オンライン)
“早期退職で大失敗→無職に…49歳・元大手メーカー社員の大誤算”
(現代ビジネス)
“終身雇用の終わりの始まり~業績好調でも踏み切る「黒字リストラ」”
(exciteニュース)
“定年延長のしわ寄せで40、50代社員の大量リストラが加速する”
(livedoorニュース)

政府が推進する70歳定年のあおりを受けて、今後多数の日本企業が事実上の退職勧奨である早期退職募集や大規模なリストラを行うと言われています。

2020年になっても、早期退職やリストラに関するニュースは止まりません。
新型コロナウィルス禍で、早期退職や希望退職の名を借りた大規模なリストラはさらに加速しています。

2020年上場企業「早期・希望退職」状況、8月でに50社超に
東京商工リサーチは8月14日、上場企業の「早期・希望退職」実施状況について伝えた。同社によると、2020年に早期・希望退職者募集を開示した上場企業は、8月13日までに52社に達しており、ハイペースで推移しているという。

大規模なリストラが起きると、多数の社員が一斉に仕事を探し始めるので、激しい競争になります。
そこから転職活動を始めても手遅れになってしまいます。

自分の身にリストラが降りかかってきた場合に備えて、どんな準備ができるか解説します。

リストラに合うと何が起きるか


私はこれまで3回ほど大規模なリストラに巻き込まれた事があります。
その都度、必ず同じことが起きます。

リストラや早期退職で多数の社員が同時に退職するような事態になると、該当した全員が一斉に仕事を探し始めます。

加えて、同じような状況の同業他社でも同時期にリストラが起きることが多いです。
同業他社でリストラされた人たちも、熾烈な職探しレースに参加します。

こうして、リストラが起きた直後は、多数の転職希望者が同じ求人を奪い合うカオスになります。

その状況で競争に勝って転職を勝ち取れる人は、普段からリストラ対策の準備をしていたか、転職慣れしている人たちです。

日系大企業の社員は、終身雇用を前提に新卒からずっと勤め上げた方がほとんどでしょう。
そういう方たちがリストラにあうと、『何をしていいのか全く分からない』状態で、時間が無駄に過ぎていき、その間に転職に慣れた中途採用の社員や、万一の事態を予測して、普段から準備をしていた方たちが1抜け、2抜けしていきます。

転職に慣れ、リストラ対策ができている社員たちが普段から何をしているか、以下にまとめていきます。

職務経歴書、レジュメを作成・アップデートしておく


外資系社員のような転職組からすると、自分の職務経歴書やレジュメを最新の状態にしておくのは、基本中の基本です。
そうすることにより、絶好の転職チャンスを逃さないことに加えて、リストラなどの不測の事態に、俊敏に対応できるからです。
職務経歴書や英文レジュメには、詳細に自分の過去の職歴や達成した事項などをまとめる必要があります。
一度も作ったことがない人が、ゼロから作っていると凄く時間がかかります。
リストラや早期退職勧奨にかかって、パニックモードにならないように、今すぐ作成に着手することを強く、強くおススメします。

履歴書やレジュメの完成度によって、面接にたどり着けるかどうか大きな差が出ます。
リストラされてからやっつけで作ったものでは、百戦錬磨の競争相手には歯が立ちません。

自分のスキルに合った目標企業、業界を研究する


ずっと同じ会社に勤めていて、定年まで勤めあげるつもりの方は、次に行くならどの業界、どの会社とか考えた事がないでしょう。
加えて、自分のこれまでの職歴とスキルは、どの会社のどんな職種で活躍することができるかもはっきりと分かっていないかも知れません。
職務経歴書やレジュメの作成をしながら、自分のキャリアを棚卸して、今後どのような仕事に就ける可能性があるか、考え始めてみましょう。

自分のキャリアプランがしっかり出来ていれば、近い将来転職をすることになっても、面接でまごついて落されるようなリスクも下げられます。

また、外資系への転職をこれまで考えた事がなかったかたは、ぜひ外資系への転職も視野に入れていただく事をお勧めします。年功序列型の日本企業は、現在実力主義の外資系型の評価方式に変革しようとしていますが、成功するかどうかは誰にもわかりません。
この際外資系への転身も視野に入れれば、選択肢が広がりますし、セーフティネットにもなります。

英語力の向上とTOEICの受験


仕事で英語使わないからTOEICなんて関係ない、という時代ではなくなってきています。

有名なところでは楽天が社内のTOEIC平均830点、外部からの応募はTOEIC800点以上必須になりました。

国内企業の募集要項でも、富士通、NEC、トヨタなどの大手では英語が関係なさそうな職種でもTOEICの得点が記載された案件が多いです。
遅まきながら、社員の英語力の低さの問題に気が付いて、これから入社する人の敷居を高くしたのではないでしょうか。

転職サイトでチェックしていただくと分かりますが、TOEICの得点を要求する求人は結構あります。
将来に備えて、資格試験の勉強をしようと考えている方、ぜひTOEICの勉強と受験をお勧めします。

600点近くまで取れていれば、外資系、グローバル求人への応募も視野に入れることができます。

最低一つは転職サイトに登録、定期的にチェック

BIZREACH

興味のある企業や、転職サイトでの募集要項チェックはされていますか?

外資系社員など、転職に慣れている人たちは、現在求職中でなくても、それなりの頻度で転職サイトをチェックしています。
そうすることで、現在求人状況がどのようになっているか、自分のキャリアで応募できる職種があるかどうかなどを確認して、万一の状況に備えるとともに、良い転職機会を見逃さないようにするためです。

また、転職サイトには、ユーザー登録をしてレジュメ(履歴書)をアップロード・記載しておくと、企業の採用担当者や転職エージェント(転職コンサルタント、ヘッドハンター)などから求人案件のスカウト(オファー)が来ることがあります。
興味がなければもちろん断ることができますが、(特に転職したことがない方は)一度会ってみてキャリアコンサルティングを受けてみるだけでも様々な学びがあるのでお勧めします。

転職の準備は、何もしないと時間だけが過ぎてしまいます。
最新の求人案件にふれながら、外資系転職の様々な情報を得ることができますので、最低1か所は登録をお勧めします。

ビズリーチは大手の転職サイトで、日系企業はもちろん、外資系、グローバル系の求人が多数掲載されています。

企業の求人サイトをバラバラに見るよりも、ビズリーチ1か所だけを集中して効率よく最新の求人がチェックできるのが、大きな強みです。

TVコマーシャルでかなり有名なので、すでに登録している方も多いようですね。
3分程度で簡単に登録完了すれば、すぐに多数の求人案件を検索、閲覧できるようになります。

大規模なリストラや事実上の退職勧告に近い早期退職が起きると、多数の社員が社内外で一斉に仕事を探し始めるので、競争が激しすぎて勝てません。
転職をしたことがない人の多くは、特にショックが大きくて、何も手が付けられなくなってしまいます。

気力も充実している今のうちに準備と対策を始める事を強くお勧めします。

転職サイトなどで必要な情報を得て、それなりに手ごたえをつかんでおけば、万一の事があっても、落ち着いて活動し、きっとライバルに勝つことができます。

(付録) 2019-20年に早期希望退職募集をした企業

( ) 対象年齢

NEC
(45歳↑)

東芝
(非公開)

カシオ
(45歳↑)

パイオニア
(非公開)

ルネサス
(35歳↑)

鳥居薬品
(50歳↑)

MSD製薬
(30歳↑)

中外製薬
(45歳↑)

大正製薬
(40歳↑)

エーザイ
(45歳↑)

ファイザー
(50歳↑)

アステラス
(勤続5年↑)

キリンビール
(45歳↑)

協和発酵キリン
(45歳↑)

コカ・コーラボトラーズ
(45歳↑)

LIXIL/リクシル
(50歳↑)

日産
(非公開)

アルペン
(45歳↑)

日立金属
(非公開)

みずほ証券
(50歳↑)

AGF/味の素
(50歳↑)

レオパレス
(全年齢)

タツミ
(40歳↑)

ワールド
(40歳↑)

シチズン
(全年齢)

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